18年間のマーケティングの成功体験や
失敗談などを発信する責務
元々経営コンサルタントの会社のマーケティングリサーチの部署で仕事をしていました。様々な企業の分析者やマーケターが手に負えないような難問の解決を依頼されていました。糸口が全く分からない状況下で、数学や統計を使って要望に応えていく。結果的に、億単位のコスト削減、収益アップのお手伝いができました。
学生時代は理工学部で数字にはめっぽう強い自信がありました。次第に、大手広告代理店、メディアのデータ分析の要望が増えるようになり、分析や統計学が机上の空論になってしまうような局面に数多く出会いました。
幾通りもある数字上での分析だけでは無く、消費者目線や時代が求めるニーズを正確に把握する力が何よりも重要だと、改めて気付きました。
専門的な情報リテラシーが無いばかりに
投資対効果を出せない中小企業が多い
最近は多くの企業でデータサイエンスの導入が進んで、データサイエンティストのような人が増えていますが、本当の意味で成果をあげている会社は少ないと思います。「導入はしたがうまくいかない」という企業や、何が最適かが分からない状況下で選択した部分が間違っていたために、投資対効果を出せない企業が数多く見受けられます。
特に中小企業の経営者は本業ではプロフェッショナルですが、そこを世に広め拡大させる方法に疎い方が数多く見受けられます。大企業では広報、マーケティング、経営企画室のようなチームがありますので、どんどん差が開くばかりです。
2017年度の倒産した中小企業数は8,405件となりますが、その中でも従業員数別5人未満の構成比が74.1%にのぼり、過去20年間で最高となっています。